いつかくる介護に備えてしておきたいこと


介護はいつ必要になるかわからない。そのためいざ直面した時、あわてなくて済むように、日頃から備えておくことが重要だ。中にはすぐにでもできる介護の備えもいくつかあるため、今回はその中から2つ紹介しよう。

まずは、福祉施設について調べよう。高齢者が利用する福祉施設は種類が豊富だ。中には、認知症を発症した高齢者が入居する福祉施設もある。ただ要介護度などによっては利用を断られる施設があるため、どの福祉施設が適用されるのか、医療機関や公的施設を訪れて判断してもらうことがポイントだ。また、福祉施設には専門的な知識を持つ介護士が所属している。ケアマネなど、高齢者や家族の生活にも対応しているスタッフもいる。とても頼りになるので、介護に対する不安があるなら相談してみるといい。

また、介護をする場合には、さまざまな費用がかかりる。あらかじめ把握しておくべきだろう。福祉施設に入居する時は、月々の費用のほかにも入居時に一時金が必要な施設もあり、多額の費用がかかる。公的な福祉施設は比較的安く、月に7万円から18万円が目安だ。民間の福祉施設は高額の傾向があり、月に30万円を超えるケースもある。なお、低所得者に向けて、段階的に援助を受けられる制度もあるため、積極的に情報収集を行おう。非課税の世帯や、合計所得金額が低い方に適用される。詳細を知りたい場合には、自治体の施設を訪れて、福祉の担当者に問い合わせてることをおすすめする。